圧力式ろ過機
圧力式ろ過機は、原水中の濁質・懸濁物質・溶解性物質などを効率的に除去するために広く使用される基本的な水処理装置の一つです。圧力式ろ過機は、用水処理から排水処理、純水装置の前処理まで幅広い産業で採用されており、後段設備の性能維持に重要な役割を果たします。
1.ろ過層を通して懸濁物質を補足・深層ろ過による高い処理安定性
圧力式ろ過機 は、砂やアンスラサイトなどのろ材を通過させることで水中の懸濁物質を除去します。上層にアンスラサイト、下層にろ過砂を充填した二層ろ過方式水が一般的に使用されます。
粒径が大きく比重の小さいアンスラサイトと粒径が小さく比重が大きいろ過砂を組み合わせることで、上層から下層に向かってろ材の間隙を徐々に小さくし、粗ろ過から精密ろ過を理想的に連続して行うことが可能となります。ろ過機の上部から流入した大きな懸濁物はアンスラサイトの間隙で捕捉され、微細な粒子は砂の間隙で物理的に捕捉されます。
このように深層方向へ表面だけでなく充填材内部全体を使ったろ過を行うことで、単純な表面ろ過方式より長時間にわたって安定的に運転することができます。
2.物理ろ過・吸着の複合効果による高い汎用性
圧力式ろ過機は、正しい充填材を選定することで、懸濁物質はもちろん、溶解性鉄、溶解性マンガン、非溶解性の有機物など様々な物質を分離することができます。
3.逆洗による性能回復と再利用
運転を続けると、圧力ろ過機の内部は懸濁物質で目詰まりします。この状態で下から上へ空気や水を流すと、ろ材の間隙に蓄積した濁質を剥離し、排出することができます。この操作を「逆洗」といいます。この逆洗操作により、圧力式ろ過機は繰り返し利用でき、長期的に安定した性能を維持することができます。
1.高い信頼性とシンプルな構造
圧力式ろ過機の構造は単純で、機械的な可動部が少なく故障リスクが低いという利点があります。水処理設備では運転の安定性・堅牢性が重要であり、この特徴から水処理の手法として非常に良く使われています。
2.高い濁度低減効果と安定した処理能力
圧力式ろ過機はろ過精度が高く、凝集・沈殿処理と組み合わせれば、処理水の懸濁物質のほとんどを除去することが可能です。原水水質に変動があった場合も、二層ろ過方式の圧力式ろ過機は安定した処理性能を発揮します。
3.充填材の組み合わせによる機能向上
ろ過砂やアンスラサイト以外のマンガン砂、活性炭等と組み合わせることで、懸濁物質以外の溶解性物質を吸着・除去することが可能であり、用途に応じて性能を最適化することも可能です。
4.低い運転コストと容易な維持管理
圧力式ろ過機の運転は通水、逆洗の動力しか使用しないため、ランニングコストは比較的低く抑えられます。また特別な高度技術を必要とせず、日常管理も容易です。
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