ろ過材

ろ過材は水中に含まれる濁質や微粒子、鉄・マンガン、有機物などの不要成分を除去することを目的として使用される最も基本的な機能材です。

ろ過材には、濁質を物理的に捕捉するろ過砂やアンスラサイト、鉄・マンガンを触媒的に除去するマンガン砂、有機物や臭気を吸着する活性炭などがあり、それぞれ異なる機能を有しています。原水水質に応じて適切なろ過材を選定することで、目的に応じた処理水を得ることが出来ます。

1.ろ過砂

ろ過砂は砂粒間に形成される空隙によって、濁質や微粒子を物理的に捕捉するろ過材です。砂ろ過は構造がシンプルでありながら高い信頼性を有し、長年にわたり浄水および産業用水処理の基盤技術として用いられてきました。

ろ過砂の材質や品質に加え、原水水質や運転条件に応じた最適な粒度選定により、優れたろ過性能を発揮致します。

2.アンスラサイト(無煙炭)

アンスラサイトは、ろ過砂と同様に粒子間に形成される空隙によって、濁質や微粒子を物理的に捕捉するろ過材です。ろ過砂と組み合わせた二層ろ過方式で使用されるのが一般的であり、ろ過砂の上部に積層されたアンスラサイトが粗ろ過の役割を担います。これにより、ろ過負荷を分散させ、ろ過層全体の閉塞を抑制する効果が得られます。

さらに、除マンガンろ材の上部に積層することで、懸濁物が除マンガンろ材表面に付着して性能劣化を引き起こすのを防ぎ、前処理の機能を果たします。このように、同一塔内で段階的なろ過機能が可能になるため、アンスラサイトは砂ろ過機において極めて重要な役割を有しています。

3.マンガン砂

除マンガンろ材は、溶解性マンガンを除去するための接触酸化型ろ過材です。表面に二酸化マンガンを被覆した砂やセラミックが用いられ、ろ材表面と接触した水中の溶解性マンガンを酸化・吸着することで除去します。

この過程でろ材表面は一時的に還元されますが、次亜塩素酸ソーダなどの酸化剤とともに通水することで再生され、連続的な溶解性マンガンの除去が可能となります。

4.粒状活性炭

粒状活性炭は、多孔質構造を有する炭素系ろ材であり、表面の微細な細孔による吸着作用により、水中の有機物、臭気、色度成分、微量有害物質などを除去します。

また、残留塩素に対しては、活性炭表面での還元反応により無害化することができます。ろ過塔に充填して使用され、水質改善および後段設備の負荷軽減が可能です。

PHONE

お電話でお問い合わせいただく際は、お手数ですが、お問い合わせの内容をお申し付けください。
担当者におつなぎいたします。

MAIL

ご相談、お問い合せ、ご意見等ございましたら、
下記フォームに必要な情報を記入の上、お送り下さい。
担当者におつなぎいたします。